前世は総理大臣、今世は王家の犬(フェンリル)という大胆な設定に、まず強く惹きつけられました。ユニークでありながら、決してネタだけで終わらないところが本作の魅力だと思います。
主人公は立場が変わっても誠実さを失わず、前世の経験をにじませながら真摯に“働く”。その姿が物語に芯を通しており、異世界ファンタジーの面白さと落ち着いた読み味を両立させています。無双一辺倒ではなく、丁寧に積み重ねられる展開に好感が持てました。
設定に惹かれた方はもちろん、少し違う異世界転生を読みたい方にもおすすめしたい作品です。