どちらかというとタイムスリップに近い異世界転移の現実を、残酷なまでにリアルに描いた面白い切り口の作品です。
私たちが普段よく目にする、ご都合主義の「ファンタジーウォッシュ」された綺麗な異世界ではなく、文化も教養も、そして衛生観念も全く異なるワイルドな世界。
魔物や悪役ではなく、そんな残酷な「世界そのものとの戦い」というのが、非常に面白いです。
どんな美形だろうと、お風呂に入らなければ当然フケも舞う。
そんな現実に打ちのめされながらも、逞しく生きていく女子高生の奮闘がシュールかつコミカルに描かれており、次はどんなカルチャーショックにぶち当たるのかと楽しみに読み進めてしまう独特の魅力があります。
まだ序盤のみの読了ですが、
予定調和の異世界ファンタジーに少し飽きてしまった方や、一味違うシュールな笑いをお探しの方に、ぜひおすすめしたい一作です!