入学式前日、辺境伯令嬢は第四王子らに武器庫で襲われる。王子は妖しい女に心を歪められ、従者たちも操られていた。絶体絶命の中、令嬢は白鞘の刀と邂逅……辺境伯令嬢の優しさと、秘めた剣鬼の資質が交錯する物語です。操られた王子との対峙、魂を斬る刀との出会いが鮮烈で、終盤の余韻は妖しくも美しい。キャラクターの心の揺らぎが丁寧に描かれた力作です。