魔法少女というものは、結局のところ『戦士』であると私は思う。いくらキラキラとした衣装や魔法を使ったとしても、結局根本的には『怪物を倒して誰かや自分の為に戦う戦士』だ。戦うものなら誰だって譲れないものがあるし、守りたいものもある。そして……壊したいものだってあるに違いない。
本作の魔法少女達は、皆心の中に譲れないものと『闇』を抱えている。一見正義のヒーローに見えてもその本質にはヒーローらしからぬ『欲望』だってあるし、『身勝手』とも言えるものだってある。だが、仕方ないことだ。魔法少女達に仕組まれた残酷な運命は、戦わなければ生き残れないと囁き続けているのだから……
魔法少女達の迫力ある戦闘シーンに、願いを叶える為の戦いに仕組まれた残酷な真実。そして、それでも尚足掻き続ける少女達の何処か泥臭い姿が魅力のとてもクオリティの高い作品だ。