心理学科の女子大生つむぎが、大学隣の「ラーメン二郎」の行列を心理学と脳科学の視点で解き明かすコメディだ。同調圧力や認知的不協和といった学術用語を用いながら、実業家の凪と共に「脂・糖・旨味」が脳にもたらす快楽の正体を実地で解明していく。単なる食レポではなく、人間の依存心や「ハイパーボリック・ディスカウンティング」といった理論を面白おかしく学べる点が秀逸である。
心理学や脳科学の雑学を、身近な題材で楽しく学びたい読者。「ラーメン二郎」に魅了された、あるいはその行列を不思議に思っている層におすすめできる。