コメント失礼します。まるで夢日記のような、気づかない内に正常な意識が侵食されていくような怪作でした。
(※以下、ネタバレ注意)
最初の発条人形達が線路内に向かっていくところでぞっとしたのも束の間、次々とまるで
実際に夢を見ている時のように場面が移り変わります。
蟻地獄で洗濯、自動販売機で遊園地のチケットを買うという非現実めいた表現がある一方で、コーヒーカップの遠心力によって愛する人を抱きしめられないシーンは思わず切なくなりました。
読み終わった後、冷房をつけ忘れた部屋で
思わず微睡んでしまった時の嫌な汗をかきました。
何か不思議な夢でも見ていたのだろうか?
思い出さない。でも、なんとなくその悪夢が恋しいような気がする。
そんな気持ちが追体験できる小説です。
長文失礼しました。