悲しい事に、世界は今なお戦争から抜け出さない。権力者達のつまらない意地の張り合いのせいで、多くの罪なき命が失われていく。本来なら人を幸せにした筈のモノが、人を不幸にしていく。本作の主人公のアネットちゃんも、そんな犠牲者の一人なのだろう。本来なら誰かを幸せにできる技術力を持っていながらも、それが兵器に転用されていく。そんな自分を、『人が死んでも何とも思わないイカれた女』と卑下している。そんな彼女はある日、兵器の材料として持ち込まれた『魔力持ち』の少年に出会う……。
この小説について思うのはただ一つ。戦争って、何なんだろうね……。