第6話


〜珠々side〜



ゾクッとした。


彼女の向ける色のない目に。


18の少女ができる目ではないはずなのに。


僕の知らない間に彼女…、美月は随分と変わったらしい。



「…もう大丈夫だからね」



僕の腕の中で気を失っている彼女に笑いかける。



彼女を迎えに行くまでに少し時間はかかったけれど、その分僕が愛せばいい話。


それに、彼女が傷つけば傷ついているほど、僕の愛は彼女の傷口により浸透するはず。



……そう思っていたのに、ただ1つ計算外だったのは今日の彼女の行動。



「死にたかったの?美月ちゃん…」



あんな目をさせるつもりはなかったのに。


ここまで彼女を追い詰めたのは一体何なのか。


僕以外が彼女をここまで傷つけるなんて許せない。



「僕だけを見てね」



そう言って、僕の腕にいる眠り姫のおでこにキスを落とした。

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