確かに「くだらない」
しかも全然、上品ではない。
その上、シュールにも程がある。
喋って何か厳かにジャッジまでしてくる便器。
顔認証の際、指示を出してくるスマホ。
部屋のフロアにいきなり出現し、無言であるが震えて意思を示す「おしり」
何なのだ、これは。
けれども主人公はツッコミを入れつつも少しずつこの奇妙な現象を受け入れ、笑ってしまったりする。
読んでいる私も笑ってしまう。
ひょっとしたらこの先、トンデモない反転がやってくるのかもしれないけれど、今の所は疲れた頭にピタリとマッチする、ある意味最高の「くだらない」短篇集です。