胸がぎゅっと締めつけられるのに、どうしようもなくときめいてしまう物語です。
「ただの幼馴染」という言葉の破壊力。
近いのに遠い、隣にいるのに届かない。そのもどかしさが、ひとつひとつの仕草や視線、会話の間に滲んでいて、読んでいるこちらまで息が詰まりそうになります。
特別な事件が起きるわけではないのに、心の揺れがこんなにもドラマになるなんて。
視線を逸らす理由、強がる一言、飲み込んだ本音――その全部が尊くて、切なくて、でもちゃんと甘い。
「振り向かない」というタイトルの意味を、何度も噛みしめたくなる作品です。
キュンとしたい人、甘酸っぱい痛みを味わいたい人は、ぜひ読んでほしい。
気づけば、二人の距離を祈るように見守っている自分がいるはずです。