おわぁーっ、お孫さん、鉄道の英才教育ガッツリ受講済みじゃないですか。
ストレートすぎる物言いにちょいちょい片鱗が見えているだけに、写真などで迷惑をかける厄介な鉄オタに目覚めないか、ちょっと心配です。
そんなお孫さんへの将来の心配もしつつ読み進めたわけですが、おじいちゃんが実にいい味出してます。
流石頑固ジジイ、色眼鏡の補正が極端です。
息子さんにそのお嫁さん、果ては自分の奥さんまで、けちょんけちょんです。
その一方で、孫にはだだ甘の親馬鹿ならぬ祖父馬鹿全開です。
そんなおじいちゃんも、良くも悪くも自分に素直で率直な物言いのお孫さんの言動にはタジタジな模様。
悪意がないからこそ余計に鋭く突き刺さりますし、相手が相手なので強く言うこともできません。
そんな二人の距離感にフフッと笑みがこぼれます。
それにしても、お孫さんの鉄道知識がガチすぎる。
今時の八歳こえーっ。
果たして、おじいちゃんの思い出の中にあった看板は見つかるのでしょうか。
凸凹な祖父と孫、鉄道の今昔を感じさせる本作、是非ともお楽しみください。
『ジイちゃんの探し物は鉄道旅行の中に』は、タイトル通り“ジイちゃんの探し物”を軸にしながら、鉄道旅行という舞台を通して、家族の時間と人生の節目を静かに描き出す物語です 🚂🌅
寝台特急「サンライズ出雲」に乗り込むジイちゃんと孫の姿には、旅のワクワク感と同時に、「この時間は二度と戻ってこないのだろうな」という、かすかな切なさがにじんでいます 👴🧳
鉄道旅のリアルな空気感と、家族ドラマとしての情感がバランスよく同居していて、鉄道好きにもヒューマンドラマ好きにもおすすめできる、味わい深い短編だと感じました 💖🚆