主人公以外、どいつもこいつも胡散臭いのが因習味があって良い。
20250202読了、レビュー追記
この手の因習系は〆方が難しい。因習村系はジャンル的に仕方ないのだが、基本的に全編通して陰湿なので、後半はそこそこ心が疲れている。そしてラストもバッドエンドが多く、読後感は大体悪い。が、ハッピーエンドだとそれはそれで何か違うのだ。この辺の微妙な感覚を言語化する事は中々難しい。ホラーが好きな人なら「あーね」と何となく直感的に理解してくれるとは思うが。
本作についてはその辺の塩梅がうまくとれているように思える。読者のフラストレーションをある程度解消し、それなりにハッピーだが何か不穏の種が残っているような残っていないような。
中々調整が難しい〆方を綺麗にやってのけた。ミステリー要素、ホラー要素も適度にあり、完成度が高いと思う。