タイトルの「オツトメしましょ!」にいい意味で騙されました。流れる展開、爽快なアクションに興奮して一気読みです。最初はルパンを思わせる義賊感がたまらないなと思っていたのですが、「オツトメ」の世界が広がるうちにいつの間にか和の世界に入っていました。これは池波先生の世界ではないか!小鼻が思わず膨らんでしまいます。和と洋がここまで絶妙に混じり合うなんて!最新技術と江戸は隣り合わせになっている、それが可能であることを作者は違和感なく表現しています。
続きはいつ書かれるのでしょう?まだまだ気になる部分があるのです。公開されるのを大人しく待っています。
他の方のレビューを読んで、ちょっと読んでみたくなりました。
まだ一通りサッと目を通しただけですが、専門的な用語などもあり、わからない用語を調べながら、あらためてじっくり楽しませていただこうと思います。
描写のところどころから時代小説の懐かしさを感じつつ、最新式の道具なども多数登場しており、幅広い世代に長く楽しんでいただけるお話のような気がします。
キャラクターの設定が細かく作り込まれており、主人公の二人ばかりでなく、その脇を固めるキャラクターの存在感が際立っています。特に、主人公の祖父世代の二人の味のあるセリフが秀逸だと感じました。
そしてラストの爽快感。
かなりスカッとしました。
随所に作者の専門的知識を感じられる作品でした。
そういう意味では、少し読み手を選ぶのかも知れませんが、調べる手間を掛けても読んでみるべき作品であることは間違いないと思います。
Xの「登場人物による宣伝」から来ました。
さらっと読むだけにしようと思いましたが、気が付いたら一気に読み終え、レビューまで書く気になってしまいました・・・。
この「オツトメしましょ!」は、家柄や過去から、それぞれ自分を偽って生きている二人が、研究も展示もされない考古物、通称「漬物」を救い出す、痛快なアクションでした。
特筆すべきなのはそのリアリティで、湯浅家に伝わる伝統の「盗み芸」と最新科学の装備品の融合が見事に描かれています。
そのリアリティに裏付けられたアクションやカーチェイスの描写は精緻で、脳裏に情景を浮かべることが容易にできました。
また遺跡発掘など、学術的な分野でもかなり専門的な知識が出てきておりまして、ちょっと調べたらすべて現存するものをヒントに描かれているあたり、作者の知識の幅広さが垣間見えました。
車、最新ガジェット、一部ミリタリーやSF、民間伝承や都市伝説など、とにかく「なんでもアリ」な感じで、ややもするとつかみどころのない作品になるかと思いきや、伏線回収もお見事で、読後感がスカッとします!
文芸作品とライトノベルのいいとこどりをしたような作品で、幅広い方に受け入れられるのではないかな、とおもいました。
とても面白かったです!
短編も読んでみたいと思います!