このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(159文字)
最近、老害という言葉をよく見ます。もしかしたら、読む人にとっては、この作品の老人たちも老害に見えるかもしれません。私は、素敵で可愛らしいお爺さんに見えました。雪ハネに夢中で、仲良く張り合って、優しくて、意地っ張り。美代さんみたいなお婆さんに私もなりたいです。
昭和の頑固じじいの雰囲気がよく描かれていて、その頑固さがどこか愛おしく、かっこよく感じられました。
この作品に登場する「ジジイ」がとにかく強い!いや、強いというか、雪に対する気合いが異常に強い!『なまら除雪ジジイだべさ』というタイトルの時点で勝負アリな気もしますが、読み進めると、その覚悟と執念にちょっと笑ってしまいます(*^-^*)笑えるのに、どこか格好いい。そんな「雪国のジジイ魂」が詰まった一編です。
今迄読んできたお話とは、全く違う空気感。爺ちゃんの日常を見ているだけのはずなのに、なんでこんなに面白いの?雪国に住んだ事がない人、雪国を知りたい人は絶対見てほしい。雪国を知っている人は、共感の嵐なのかな?もっと見たい!と思わせてくれるお話です!
転生したり 華々しかったりする人生じゃないかもしれないけれど、一生懸命生きるおじいちゃんの話です。ほのぼのものかと思いきや所々事件が差し込まれており、ヒヤヒヤしたり ハラハラしたりし、最後は完全におじいちゃんに感情移入していました。
ジジイは笑える。ジジイは泣ける。ジジイは癒される。ジジイはかわいい。そして、ジジイはかっこいい!疑問があるなら読んでみて!絶対納得するはず!