まず、端的に言って面白かった。
本作は、魔導書なる、特殊能力を扱うことができるアイテムが広く普及している世界の日本で、悪い魔導師による犯罪を取り締まる特殊部隊AMKに入隊させられた主人公が、雑草魔法という一聴して何ができるのかわからないような魔法を駆使して戦っていくという、現代バトルファンタジーだ。
AMKの仲間たちと切磋琢磨しながら、自分に秘められた力を目覚めさせていくのは、王道の異世界ライトノベルといった雰囲気。
呪文を叫び発動させるバトルシーンは、ド迫力で外連味にあふれており、読んでいるだけで楽しい。
だが、本作の一番の魅力はそんなところではない。断じてない。
本作の魅力。それは、日本最強の魔導師・火ノ香紅葉である。
AMKの最高戦力であり、主人公が部隊に入隊するきっかけでもある彼女だが、まぁ、もう、すごいキャラが立っている。
彼女は作中で、傲岸不遜で独立独歩、それでいて聡明で見識が高く、器の大きい人物として描かれているのだが、それがすごく魅力的だ。
獄炎魔法とかいう、響きからしてかっこいい魔法を使っていることからもわかるとおり、戦闘シーンも迫力満点だ。
彼女と出会えるだけで実にお得な本作。読んでみてほしい。マジで。