私、提督業やってるんですよ。
まぁ、平たく言うと「艦これ」をプレイしているプレイヤーなわけですね。
なので、多分筆者様的には「特に意図なく選んだであろう護衛艦」なのだとは思うのですけれども、その護衛艦の名前が出た瞬間に馬鹿ほど笑ってしまいましてね。
ローションでその護衛艦!!!!!!!!!!!!!!!
アカン!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwww
あまりにもハマり役過ぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ローションだの滑るだの色々と予防線張って滑り芸やってるのかもしれませんけれども、提督的にはこれマジモンのホームランです。
意図してやったのでしたら見事ですし、マグレでブチあてたのなら奇跡的なものが降りてます。
意味が分からない、という方もきっと多いと思います。
多分、わからなくていいです。
ともかく、本筋とは無関係なところでめちゃくちゃクリティカルヒットしてしまいました。
どうしてこうなった。
大地震が来るという。
なんとかして食い止められないかと閣僚たちが激論を戦わせる。
そこに一人の研究者・新谷が現れた。
「ローションです」
地震は、プレート同士の摩擦によって引き起こされる。
そのプレートにヌルヌルローションを流し込むことで摩擦を抑える――新谷はそう主張した。
その一言から始まった、国家存亡を賭けた壮大なプロジェクト。
頼れる政治家へと覚醒した大泉総理の指揮のもと、日本国民は一丸となる。
日本中を巻き込んでローションが集められていく様子は、クライマックスに向かって高まりゆくディザスター・ムービーさながらだ。
護衛艦やヘリに守られ、海原を行くローション満載タンカーに、ついうっかり胸が熱くなってしまった。
我らの目的は一つ。
それは、滑らせること。
どうかダダ滑りしますようにと天に祈った。
数日以内に、巨大地震が起こる。
首相を前にしたそんな恐ろしい研究者の報告から、本作ははじまる。
思いつくあらゆる手立ては研究者によって否定される。
絶望の中、そこにさらなる1人の研究者が現れる。
彼の名は新谷。
彼は言う。
巨大地震に打つ手立ては「ローション」だと――。
何言ってんの? 何してんの? の連続。
笑わずしてこれを読める者がいるだろうか?
日本を救いたいという、国民の、企業の、政治家の、研究者の思い。
そして引き下がれないことの恐ろしさ。
短編の中に詰まった様々な思いが、あなたの腹筋を崩壊させるだろう。
日本を滑らせようとするこの作品。
……スベりませんよ。