あなたは、「背中にキョダイなキノコを乗せた足が四本もあるでっかいサメ」を信じますか?
それがすぐ近くにある山にいるんです。
サメというからにはもちろんその気性は荒くて、見つかったら最後、襲われる……。
これ、信じますか?
現実ではない世界──物語の世界や夢の世界だったら、「まあ、あり得るか」と納得するでしょうか?
何を当たり前のことを言っているのか。そう思った方もいるかもしれません。
この作品には、「背中にキョダイなキノコを乗せた足が四本もあるでっかいサメ」が出てきます。
当たり前のように、自然な風に、疑いもなく出てきます。
だってここは、「いつかのあなたが夢見たセカイ」ですから。
そう、夢の世界なんですよ。
キャラクターたちは夢の世界を信じているからこそ夢を見ている。
逆に言えば、キャラクターたちは夢の世界は夢であるからこそ信じている。
何を言っているのか、それはこのレビューを書いている私でもよくわかりません。
この作品、本当に難しいんです。
でも、それが面白い。
まとまりのない内容になってしまいましたが、つまるところ、「この作品おすすめです!」ということです。
夢は醒めないままがいいのか。
夢は否定しない方がいいのか。
夢は夢としてあるのがいいのか。
考えたって答えはわからない。そんな哲学的な何かに触れられる素敵な作品です。