手段と目的をはき違えてはならない。そんな教訓を『彼』の姿から学ぶことができます。
勇者は魔王を倒すべく、魔王城に乗り込もうとしていた。
しかし、『アポ』がないと告げられ、『社則』によってはじき出されることになってしまう。
魔王と戦いたいのならうまく『企画書(挑戦状)』を送る必要があるとされ、色々とトライすることになるが……。
魔王の城が完全に会社として成立しており、そこに行くためには物理ではなく『社会人のマナー』として入り込まねばならないという。
そうして四苦八苦していく勇者の姿がなんと言っても笑いを誘います。ビジネスの世界の堅苦しさ。それに振り回されていく内にだんだん目的を失っていく感じ。
彼は一体なんのために、魔王城へ向かわねばならなくなっていたか。彼は一体何を戦い、なんのために努力を重ねているのか。
最終的にこの勇者と魔王がどのような形で『決着』をつけるのか。後々の展開への興味を強くかき立てられる作品でした。
衝撃の事実が判明しました!
なんと近頃の魔王軍は、法人化されているようなのです。
受付があって、経理がいて、問い合わせフォームまである本格派。
勇者が殴り込みをかけるものの、社則の前には無力です。
魔王と対峙するには、きちんとした手順を踏まなければ。
一社会人としての常識が問われる展開は、ある意味あるある。
勇者特権をはぎ取られた彼を見ているうちに、なんだかニヤニヤしてしまいます。
あっ、電話のナビの「4」にはご注意を!
さあ、はたして。
高度に現代化した魔王軍に、勇者は立ち向かえるのか。
すっごく身近で斬新な「お仕事モノ」、体験してみてはいかが?
とても面白かった、続編待ってます。