AIサーヴァント=人工知能ロボットがいる近未来を描いていますが、AIロボが粗略にされず嫌悪もされず、ただ、当たり前としてある描写が自然体の未来としてお見事です。全体的に老人ジョンを取り巻く優しい雰囲気ながら、どこかに一抹の寂しさがあり、そのことがまた絶妙な味わいになっています。続きが本当に楽しみです。
すごくほっこりする。日常を大切にしたいと思うような作品です
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(454文字)
老齢のジョンとAIのキュールが過ごす、穏やかな日常を描いた作品です。AIが主役というより、AIを通して人間の優しさや温かさが伝わってきます。大きな事件や派手な展開はありませんが、その分ゆったりとした空気が心地よく、読後にはほっとした気持ちになれました。
おそらく人生の残り少ないだろう老齢のジョンと、いかにも一昔前のイメージ通りなAIのキュール。二者が織りなす日常の、何気無いワンシーンを切り取って映し出したような作品。全体的に優しく落ち着いた空気が流れていて、どこかほっとする。決して派手でもドラマチックでも無い。だからこそ、コーヒーブレイク的に疲れた時に読むと心に染み渡るような魅力が有る。ゆったりとした午後にお勧めの一作。