人生をやり直す。とても魅力的な題材です。
どんな生き方をしてきたとしても後悔は必ず残るものですし、
誰しも「あの時ああしていれば」と悔やむ瞬間があるはずです。
プロローグの人物――主人公(であればですが)は、謎めいた放浪者です。
作中ではしきりに「やり直すことに失敗した」という言葉が強調されますが、
仲間と共に歩む骨太な雰囲気、そして時に自己犠牲をも厭わない聖騎士としての旅路は、
私には「失敗」というより、むしろ「新たな始まり」そのものに見えました。
分量が膨大で、全話を通読してのレビューではないことが大変心苦しく、無礼にあたるかもしれませんが……
重厚なテンポと野心的な構成を持つこの作品を、ぜひ一緒に読んでみませんか?