作品説明欄にも書かれている通り、別作品の「みお」を併せて読まれるのをお勧めします!単独でも楽しめますが、まるっきり感じ方が変わると思います。
〝家事手伝いニート〟卒業の美鳥が森の中の巨大洋館で出会うのは丁寧な文字を残す優しい〝ご主人様〟と鍵だらけの静かな気配ノートで交わす業務連絡お礼に並ぶ甘い差し入れ下駄箱のローファー開かずの扉の隙間へ滑り込む小さなメモ──どれも日常の風景のようでいてほんの少し温度がおかしいふわふわ妄想家の一人称がいつの間にか〝青髭〟の懐に誘い込んでいるさざなみ系ゴシックミステリ!静かな違和感がじわじわ積もり次の訪問日が怖くも楽しみになる──⋯
主人公のキャラクターがコミカルで、何が起きても前向きに捉える姿に思わず笑ってしまいます。しかし読者目線では、ご主人様や屋敷には明らかに不穏な空気が流れており、そのギャップが怖さを強めます。開かずの間などの、ホラー好きには堪らない要素が満載で、読み始めると続きが気になる作品です。