氷海の孤島に流刑にされた男。拾って火にあててくれた老人に、彼はこの島を、そのあり方を、そこでの生き方を学ぶ。薪をたくわえ、鼠の肉を焼き、固い実をすり潰す。そして夏になれば、姶夏雁(サマーグース)たちが渡ってきて、貴重な卵とやわらかな羽毛とを分けてくれ。長い冬と短い夏を繰り返し、彼は愛を知ってゆく。自然のなかの愛を、愛することを描き出した作品です。