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  • 心地良かったです。
    ラストは切ないですが、しかしながらそれゆえに無意味は完成しましたね。本来完成し得ないはずのものが、2人の補完によって。だから、最初から最後までずっと心地良かったです。切なさすら愛せるのだと、初めて知りました。
    こう言う関係をエモいとか言うのかもしれませんが、それこそこの2人には要らない言葉かもしれません。ただ、2人の無意味なこの夏は、私の胸に永遠に刻まれることでしょう。言葉ではないなにか、心臓の隣で軋む旋律となって。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    詩一様
    いつもお読みいただきましてありがとうございます。
    》切なさすら愛せる
    なんて嬉しい御言葉でしょうか。
    彼らはきっと呼吸をしなくても生きていける。歌わなくとも生きていける。
    意味を持つということの無意味さ。というテーマから産まれた物語でしたが、書き進めるほどに感情移入してしまってけっきょくリメイクしました。
    このころの自身の文章も懐かしいです。6000文字ほどダイエットさせたのですが、そのほとんどが情景描写で、かつての自身の執念に戦慄しました(笑

  • 文章がとにかく綺麗。
    廃墟の描写、光と影、匂いまで伝わってくる感じが好きです。
    ストーリーも含め、ひと夏の記憶を覗き込んだような読後感でした。

    作者からの返信

    おげんさんさま
    暖かなご感想を賜りましてありがとうございました。
    お褒めに預かり、光栄に存じます。
    ミステリもホラーも恋愛もなにもない小説ですが、だからこそ、残せる余韻があったのだとしたら、これほど嬉しいことはございません。

  • 二人だけの時間と空間、唯一楽に過ごせる環境だったんですね。美しい描写と静かな交流が優しく、それだけにラストの寂しさが引き立ちます。

    作者からの返信

    右中桂示様
    なんて嬉しいご感想でしょうか。
    ふたりの意味のない時に寄り添っていただきましてありがとうございます。

    意味があるか。意味がないか。《彼》の思索は一種の哲学だなぁと思いつつ、哲学という意味すら彼らは息苦しく感じるのでしょうね、きっと。
    この小説のもとは書いてから8年経つのですが、
    たったひと夏、呼吸をあわせて、彼らはどこにいったのかなと時々思います。