「明智先生! これはなかなか厄介な相手かもしれません!」
照レサさんの『"自称"異能力者は迷宮でも超余裕です!!』。
まず気になるのは、“自称”異能力者という肩書きです。
本当に能力者なのか。
それとも巧妙なトリックなのか。
ぼくは読みながら、怪人二十面相の変装を見破ろうとする時みたいな気分になりました。
主人公は堂々としているんです。
あまりにも堂々としている。
だから周囲も、
「この人には特別な力があるんだ」
と思ってしまう。
でも、その自信は本物なのか、それとも詐術なのか。
そこが面白いんです!
迷宮の危険な状況でも妙に余裕があって、
「なるほど!」
と思った次の瞬間、
「いや、待てよ?」
とも思わせてくれる。
まるで奇術師の手元を観察しているみたいなんです。
きっとどこかに種がある。
でも見つからない。
だから気になる。
だから続きを読んでしまう。
異能力ものを読んでいるはずなのに、どこか推理小説を読んでいるような楽しさがありました。
明智先生!
ぼくはまだ、この主人公の正体を見抜けていません。
だからもう少し捜査を続けてみようと思います!