お題『温める』の即した妖精プリシラ様のオムニバスなのですが、今回は温泉にまつわるお話です。
温泉に生かされている素材が独創的なんです。
これには作者様のオリジナリティを強く感じることでしょう。
その素材の名は『タングちゃん』――温泉のためではなく、スタンピード並みの魔物たちを一掃するための大砲の玉として大活躍? でも戦いが終わったらその兵器の玉も出る幕はなし……
と思いきや、これはただの消耗品ではなく、その先を志向した魔法と科学の結晶でした。
使い捨てではなくきちんと回収・再利用されているところに愛着がわきますね。
これぞ心を『温める』というもの。
環境にもやさしい、世界の末端で『温める』行為としての温泉。
読んでいて『温まる』一作とはこのことですね。