妖しくも美しい色街の端っこで出会った枯れた遊女と一人の少女。彼女達が強く生きるその様は、今にも消えそうな線香から、静かに揺らめく炎のように変わっていくようで、とても静かなのに胸がギュッとなりました。主人の怒鳴り声と共に捻られた小さな手。それが本当に、鬼と少女の一連托生のような連帯感と契りのようでとても不思議な感覚です。この不思議で強く優しい鬼の決意をどう表現すればいいのかっ(。o̴̶̷̥᷅ωก̀。)ぜひお読みくださいっ!
この町は鬼だらけ。どこを向いても鬼だらけ。これは、鬼だらけの町で生きた一匹の鬼が、美しくも強い、一匹の鬼と出会うまでの物語。何もかもを諦めたように、なのに捨てきれない情が、いつまでも消えない残り香のように、読み手の心から離れていかない。ざくり、とも違う。ズキン、とも違う。じくん、と鳴るような、潤いを帯びた痛みをお求めの方へ。ご一読を。