まず、冒頭の石の描写が素晴らしいと思いました。自分の手を眺めながら、こんな感じの石だろうなとイメージしたくなる描写でした。主人公が石に依存してから、彼が離れるまで、不思議な時間が流れます。寝食をじゅうぶんにとれているのか、まともな状態ではなさそうな恐ろしさを感じる文章に読む手が進みました。ちょぴり不安になって、最後に安堵する、そんなホラーテイストを感じたい方はご一読を。