数々の転生を繰り返して無敵の力を手に入れた主人公が、一つの目的だけを頼りに旅をしていく異世界ファンタジー作品です。
主人公は多くの記憶を失ってしまった転生者。
謎の存在から無敵の力と破壊神に会うという使命を与えられ、それだけを目的に行動を始めます。
主人公に付き従うのは、一人のメイド。
話せることは少ないながら、主人公に引けを取らない実力によって冒険を助けていきます。
破壊神に会う目的は何なのか、破壊神に会って何をするのか。
全てが暗中にありながらも、主人公は前へと進んでいきます。
果たして主人公は、旅の終わりに何をなすのか。
ぜひ読んでみてください。
101回の生を巡り、ようやく辿り着いた安らぎのページ。
最強の力を持つのに、どこまでも優しく、そして切なく心に響く物語です。
圧倒的なテンポの良さと、無敵の力を『無敵さん』と呼び、戸惑いながらも受け入れていくトールの独特な感性に、思わず惹き込まれてしまいました。
小説家目線での唸りポイントは、日記形式を挟むことで『断片的な過去』と『現在の冒険』を交差させ、重厚な歴史を軽快なリズムで提示する構成の妙です。
最強パワーによる爽快感の裏に、時折顔を出す『喪失の予感』が物語に深い余韻を与えています。
キャラクターたちの軽快なやり取りが心地よく、気づけば次のページに手が伸びてしまう、そんな不思議な魅力を持った良質なエンタメ作品です。