記憶に最後まで残るのは、五感のうち嗅覚らしい。温かな記憶をいつまでも忘れたくない。何度でも温かな想いを思い出したい。誰にでもあるそんな想い。何度も何度も電子レンジの前に立つ主人公。冷たい部屋で一人立っている「僕」の心は今は温められているのか。主人公の温度を知りたくなる、不思議で少しさびしいショートショートでした。