自死を巡る3つの物語が収められたこのお話。
自死をどう受け取るか、どう感じるのか。
答えを描かず、自死のありのままを描いた見事なお話でした。
自死によって空いた大穴、それを抱えながらも生きていかなければならない『遺された側』の気持ち、そして『死』すらも時と共に流れていく感覚。
美化せず、押し付けず、誇張せず。
こんなにも自死について、ありのままの自然体で描けるものなのかと、とても惹きつけられました。
答えはきっとないのでしょう。
それでも『遺す側』になりかかった身としては、色々と感じ、共鳴するところがありました。