ファラドゥンガさんが、「手」のお題で、素晴らしい作品を書かれました。
あー、面白い! これはわたくしの中では、ファラドゥンガさんの最高傑作ですよ!
主人公の「僕」は、目の前を通り過ぎた「火の玉ガール」に一目ぼれ。飼い主の博士が止めるのも聞かずに飛び出してしまいます。
火の玉ガールのシルヴィアちゃんを見つけたのは、かつて不良集団「電光石火」と、絶滅危惧種「頑固親父」が激闘を繰り広げた、河原の古戦場です。
そこでは、魔法使いが、「さあさあ、シルヴィアちゃんと握手できるものは他におらんのかぁ!」と、握手会を開催しています。そんな、火の玉に握手なんて無理だよ。。
と、様々な情報が読者の頭を「?」にさせますが、最後はピースがすべてカチャカチャと合わさって、あら不思議、ファラドゥンガさんらしいハッピーエンドにw
これは一読の価値ありです。
是非、どうぞ。
このシチュエーションの設定そのものが、なんと言っても楽しすぎる!
主人公は「博士」と大喧嘩をして逃げ出す。その先で「ある少女」の姿を見ることに。
この世界には何やら不思議なものが多くあり、「電光石火」と呼ばれる不良だとか、「頑固親父」だとかいう絶滅危惧種が存在。
更には魔法使いもいれば忍者なども出現。それらが何やら「一つの儀式」みたいなことをしているようで。
これは一体……と覗いた先で「あるイベント」であったことが判明。
なんなんだ、この世界観は! とここまで読み進めた段階で嬉しくなってしまいました。
個性豊かな存在たちが織り成す一大イベント。一見ほのぼのしていそうなんだけど、実は命がけという特殊なバランス感覚。
そして最後で回収される伏線がまた素晴らしかったです。主人公と博士の関係性。この世界観ならではの「ぶっ飛んだ存在」が普通にいる感覚。
それによって着地する物語がとても綺麗で、楽しさや微笑ましさいっぱいのこの世界がとても愛おしくなりました。