平成十五年頃という少し懐かしい空気の中で、茶道部を中心にした高校生たちの日常が軽やかに描かれています。会話のテンポが独特で、真面目なのにどこか変な五百蔵くんと、振り回されながらも反応がかわいい葉香さんの距離感がとても楽しいです。部活動紹介からすでに学校全体が少しおかしくて、でもそのおかしさが押しつけがましくなく、青春のざわざわした空気に自然に混ざっています。ギャグの中に、ふとした照れや甘さが差し込まれるところも魅力的です。
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