漢方内科。そこは不思議なところ。
荒井瑞葉
(前編)それは、先週金曜日のことだった。
わたしはその日の朝、いつもの時間の電車に乗って、通勤していました。
しかし、なんだか、お腹に違和感がある。
(シクシク)でもない、(イタタタ)という感じでもない。
それでも、なんとも言い難い違和感に、耐えきれず電車を降りて、自宅に引き返してしまいました。
金曜日というのは繁忙日になりますが、欠勤の連絡を会社にしました。「お腹が痛くて、気持ち悪い」名目でしたが、実は、自分でもちょっと名前のつけられない、新しい感じの不調でした。
お腹が重たい。
形容するならば、そうなります。
熱も咳も鼻水もありません。
(さて、これからどうしよう???)
最寄りのかかりつけの内科(うちから徒歩3分で行ける)に行ってみたところ、金曜日午前中は「休診」だったのです。
そこで、診察券もなくしてしまったような「漢方内科」に、久しぶりに行ってみようかと思いました。
不調も「新しい感じ」でしたし、なにか、変な病気かもしれない。漢方内科なら、なにかわかるかもしれない。
✳︎✳︎✳︎
その漢方内科は、わたしが結婚当初の2013年(32歳ごろ)から、寝つきが悪かったり心身の不調があって、少し頼っていたところでした。
2020年まで、継続的に薬をいただいていたものの、
コロナ禍があって、そちらの内科が発熱外来となり、いつのまにか行かなくなりました。
✳︎✳︎✳︎
久しぶりにお会いした漢方内科の先生は、
貫禄たっぷりです。
カンニング竹山さんがもう少しお年を召されたら、こんな感じかもしれません。
「風邪だねー。喉、少し赤いねー。
トローチを出すよ。メジコン出すよ。他の薬も。
お腹の薬は、小青竜湯……ほんとは、鼻炎の薬だけど、これにお腹をよくする成分もあるから。あと、ビオフェルミンを2錠飲んでねー」
という、ちょっとゆるい診察でした。
うがい薬までついてきました。
その時点で、わたしに喉風邪の不調はなく、
(もしかしたら、たくさん風邪薬を押し付けられたのでは???)とまでわたしは思い、
若干、ヤブ医者なのでは? と腹を立てておりましたが。
(後編につづく)
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