大正時代、国家が大きく、形が明らかになった結果、「個人」が再発見された時代のフェミニズムを感じさせます。国家が女性・個人に「良妻賢母」を求めた、それは違う、と反発した強さ。当時の若者が小説を通じて社会をどのように感じていたのか、を想像させてくれる、短いながらも文学を要約させてくれるお話です。
本作はとても考えさせられる作品でした。男性も「もし、自分が女性にうまれていたなら、“女性”というだけで受けるこの仕打ちを理不尽と思わないだろうか!?」ということに思いを馳せるべきだと思っております。染色体がたった一つ違うだけで、こんなことがあっていいのでしょうか?男性だけでは、この世は成立しないのに。。。男性が優位な合理的理由は何もない。その精神的地平を今一度、本作を通じて、考え直してみるよさがとしてはいかがでしょうか?