企画への参加ありがとうございます。
猫又の語り口がとても魅力的な作品でした。
自信満々で、少しお調子者で、でもどこか放っておけない。
その軽やかさがあるからこそ、一真とリンの喪失の話が重くなりすぎず、最後まで優しく読めました。
悲しみを正面から説明しすぎず、猫又の好奇心や可愛げを通して少しずつ人間の心に触れていく書き方が上手いと思います。
命を救うだけではなく、残された人がもう一度誰かを受け入れられるようにする。
その流れがとても温かかったです。
猫の可愛さと、別れの寂しさと、新しい一歩がきちんと同居している作品でした。