新米の旅人の視点から、かつて宇宙を巡った『旅人さん』が残した個性豊かな星々の伝承を描くファンタジーだ。砂糖のように甘い星が降る世界や、永遠の夜に包まれた星、陸地のない空と海の逆転世界など、旅情をそそる独創的な天体設定が魅力的に綴られる。未知の生態系や住民との儚い交流を通じ、広大な宇宙への憧れとロマンを叙情的に描き出した、心温まるオムニバス形式の旅情文学である。 美しい世界観のSFファンタジーや、様々な異星を旅するオムニバス形式の物語が好きな人におすすめできる。