読み始めてすぐに、主人公・蓮が置かれたあまりにも残酷で理不尽な境遇に、胸が締め付けられるような衝撃を受けました。権力を盾に暴虐を尽くすかつての親友、病に伏せる義妹、そして身を粉にして働く義母。大切な家族を守りたい一心で、どれほど蔑まれても耐え抜く蓮の「心の強さ」が、本作の大きな魅力です。