森のソロキャンプと運命のもふもふ 2

 通販サイトをタップする。

 画面が切り替わって……。


「これ、◯mazonじゃん!」


 見慣れたレイアウト。

 サイト名は『異世界通販』。そのまんまかい!


「でも、使い勝手が同じなら問題なし。さて、何から買おうかな」


 まず、自分の姿を確認したい。


「手鏡、手鏡っと」


 検索すると、様々な価格帯の手鏡が表示される。


『シンプル手鏡 100P』

『姫様御用達☆きらきら宝石鏡 5,000P』


「姫様御用達って何……まあいいや、シンプルなやつで」


 100ポイントの手鏡をカートに入れる。

 次は着替え。このワンピースは可愛いけど、森の中じゃ動きにくい。


「子供服、130センチサイズ、っと」


『動きやすい!元気キッズTシャツ&ハーフパンツセット 1,980P』

『冒険者見習いセット(チュニック・レギンス・ベルト付き) 3,200P』


「冒険者見習いセット、格好いいな。今後のことも考えて、こっちにしよう」


 次に、靴。革靴じゃ森は歩きにくい。


『子供用スニーカー 2,480P』

『トレッキングシューズ(キッズ) 4,800P』


「ここはケチっちゃダメなとこだよね。足元の安全は大事」


 トレッキングシューズをカートに入れる。下着3枚セット(1,200P)も忘れずに。

 そして、 重要なのが荷物を入れるものだ。


『リュックサック(20L) 1,500P』

『謎の四次元バッグ 999,999P』


「四次元バッグ!? やっぱりあるんだ! ……って、たっか! 約100万ポイント!?」


 思わず大きな声が出た。初期資金の10分の1がいきなり消し飛ぶ計算だ。

 うーん、どうしよう。リュックサックで我慢するか?

 いや、でも、これから食料やキャンプ用品を揃えるのに、20Lのリュックじゃ全然足りない。第一、この大量の買い物をどうやって持ち運ぶの?


「……これは、必要経費だ。未来への投資と考えるべき」


 覚悟を決めて、「謎の四次元バッグ」の購入ボタンをタップ!


「よし、次は生活必需品だ!」


 大きな買い物をした後は、逆に財布の紐が固くなるのが庶民の性。

 森でしばらく過ごすことを考えて、キャンプ用品を物色する。


「テントは必須だけど……」


『1人用ドームテント(初心者向け) 8,900P』

『軽量コンパクトテント 15,000P』

『魔法の自動設営テント 50,000P』


「魔法の自動設営テント、めっちゃ欲しい! ……けど、待てよ」


 私には【生活魔法 Lv.99】がある。テント設営くらい、魔法で一瞬でできるはず。


「よし、ここは一番安いやつで十分!」


 初心者向けドームテントを選択。同じ理由で、寝心地を左右するマットは『エアマット(2,800P)』を選ぶが、寝袋は一番安い『3シーズン寝袋(4,500P)』で我慢。


「明かりも……」


『LEDランタン 1,200P』


 これも、生活魔法で《照明》とかできそうだけど、念のため購入。電池(800P)も忘れずに。


「料理道具は……」


『カセットコンロ 2,800P』

『ガスボンベ10本 1,500P』


 これも《点火》魔法があるから焚き火で十分かもしれないけど、雨の日を考えたらカセットコンロは保険として必要だ。『クッカーセット(3,200P)』も購入。


「次は食料! ここは多めに買っておこう」


『レトルトカレー10食セット 1,000P』

『パックご飯20個 2,000P』

『カップ麺バラエティ10個 1,000P』

『缶詰セット(鯖缶・ツナ缶・コンビーフ等) 2,000P』


「カップ麺! 異世界でもカップ麺が食べられるなんて!」


 感動しながらカートへ。


『ペットボトル水2L×6本 600P』

『スポーツドリンク500ml×12本 1,200P』


 水は生命線。

 多めに買っておこう。


『お菓子詰め合わせ 1,500P』

『チョコレート10枚 800P』

『ポテトチップス10袋 600P』


「お菓子は心の栄養! 絶対必要!」


 迷わずカートへ。

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