街で精神をすり減らし、静寂な自分だけの居場所をもとめて、山奥の古屋へうつった主人公。その心をさらに苛むかのように、夜ごとに襲いかかる怪異。神社の主は、ただ耐えよ、と、期待とは真逆の反応しか返してはくれず。追い詰められた主人公は、自力で怪異を祓う決意を固めるが。高まりゆく不穏の描写を、あっと言わせる展開で調理した逸品です。
まるで廃墟のような場所、なにかがすみついている上に最悪の場所にあることを告げられる。当てにならない助言を受けて、彼は一人でがむしゃらに対処することになる。新しい場所は誰がどんな関係で動いているのか全くわからない、というのが極端に出た形で新参者ホラーとも呼べるかもしれません。
雰囲気がしっかりとしていて物語に没頭しました。展開が良く面白かったです。主人公を悩ますモノの正体は一体…。ぜひ、結末をその目に