正統派ダークファンタジーです。怪奇的な話の不気味さと、主人公たちのバトルが面白かったです。
怪奇ものなどで見られるロジックバトルよりも、ファンタジーバトル寄りなので、戦闘シーンがわかりやすいです。
あと「ルビ」と、それを構成する言葉が秀逸です。まさに魔法の呪文です。
慢性厨二病罹患者である私に刺さりました。主人公の設定もぶっ刺さってます。
物語の展開も面白く、「まさかのあの人がそんなことを⁉」「ヒロインがこんなことになっていいんですか⁉ ダークファンタジー過ぎるのでは⁉」「あんたが味方になるんかい!」 といった展開が目白押しです。また、敵のレパートリーも豊富です。
作品自体も、細かい節に分割して下さっているので、読みやすかったです。また、各エピソードタイトルには、表紙を用意して下さっており、挿絵のような役割を担っていると感じました。物語への理解が深まります。
途中で番外編が入るのですが、そのあとがきからは、作品に対する熱意を感じて素晴らしいなと思いました。今後の展開がとても楽しみです。
闇の中で生きる者を癒す作品を生み出して下さり、ありがとうございます!
日常の軽やかな会話から始まりながら、怪異へと静かに滑り込む構造がとても巧みだと感じました。
緩めて、落とす。その呼吸が安定しているからこそ、不穏が深く沁みる。
アンデルセンを“悪魔”として扱う発想も、単なる装飾ではなく、「人の業を蒐集する存在」として物語の核にきちんと組み込まれている。
設定を見せるのではなく、機能させているところに設計の強さを感じました。
説明の引き算も印象的です。
言い切らない。回収しすぎない。
それでも読者は置いていかれない。
情報の出し入れを理解している書き手だと思います。
そしてやはり、レイとアルカの距離。
同居し、軽口を叩き、肩が触れそうな距離で共闘しながら、
心臓という核心では常に刃を隠している。
近いのに、完全には預けない。
守るのか、奪うのか、その選択がまだ保留されたまま揺れている。
その緊張が、とても色っぽい。
安心も信頼も生まれかけているのに、
同時に裏切りの可能性を孕んでいる関係。
この均衡を崩さずに保っているのは、簡単ではないはずです。
日常の笑いの奥で、静かに心臓が鳴っている。
二人が最終的にどこへ辿り着くのか、楽しみであり、少し怖くもあります。
物語をどう見せ、どこを隠すかを理解している。
賢く、そして少し意地の悪い書き手だと感じました。
最大の褒め言葉として、受け取っていただけたら嬉しいです!
続きを楽しみにしています!
What time is it now?(今は何時ですか?)→「掘った芋いじるな」
I surrender.(私は投降します)→「愛されんだぁ」
空耳アワー検索すると出てきます。
Wikpediaより。
とまあ、こんなんじゃなく。
「センボンザクラ Saint Born The Color」のように、
英語の詠唱が空耳的に日本語でも詠唱になってるのにびっくりしました。
作者の独特な世界観に脱帽します。
巫女、魔女、祝詞に九字切り、魔法詠唱――出目金魚が入り乱れる世界観。
主人公無双だけでなく生霊母も含め周辺のキャラクターも魅力的です。