あの夜からの超展開が、未だに信じられない。
月明かりの下に現れた美少女吸血鬼なんて!
きっと幻覚だ、幻覚に違いない!
確かに、普通の男子高校生のように異性への憧れはある。
でも、ここまでの超展開はさすがにやりすぎだ。
転校生活への過剰な期待が幻覚を生んだんだろう……
しかし、これは幻覚ではなかった。
転校初日から、俺は少しずつ気づき始めた。
親切な先生、友好的なクラスメイト、和やかな教室の空気。そして何より、隣にいるアニメ顔を着いた謎の美少女!
すべてが順調すぎて、かえって不審に思うほど。
この裏には、何か隠された陰謀があるのでは?
でも、それに気づいた時から、俺の日常は大きく変わり始めた。
ああ、これが運命の赤い糸ってやつか。
月夜を彷徨う妖艶な、人血を啜る女性。
“怪談”と“現実”の狭間を行き来しながら、
真実の彼方へと続く、俺のドキドキ青春アドベンチャー!