すっきりした読み口で語られる、どことなく古典の香りをまとった悲恋譚。花街の猥雑さや水仙(翡翠)の山暮らしでの生活の描写は空気の匂いまで感じられて、作者さまの中に「映像としての物語」がしっかりあるのだろうな、と感じました。タグを見て「好き」要素に合致する方へ、そっとおすすめしたい作品です。