ある沼が存在する町を舞台としたミステリーホラー作品です。語り手は直近の不可解な死亡事件と、過去に妹を亡くした殺人事件の共通点を探す者。しかし、探せば探すほどに向こう側には霧が差し、どこまでが真実でどこまでが虚構なのかもわからなくなっていきます。この記すという行いに意味はあるのか。むしろ、記さないことこそが正しいのではないのか。何もかもが曖昧になっていくなか、語り手はどんな真実を見つけ出すのか。ぜひ読んでみてください。
ジワジワと迫る恐怖。途中から主人公の一人称により読者こな語られる事象が、果たしてどのようなものなのか?わからなくなり混乱するような気持ちとなります。終盤の反転も見事です。