このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(436文字)
同作者の作品「千年公ミレリア」を「骨格」とすれば、本作は「肉」の様な位置づけでしょうか。両作品を読んで初めて物語が完成する、意欲的な形態の傑作です。紹介文にダーク度★★★☆☆とあるように、特に読み始める前には重苦しい雰囲気を覚悟しますが、個別のエピソード単位では重たいものと軽いものが混在していてメリハリの良さを感じます。端的には、面白く読後感も素晴らしい作品でした。読んで損はしません。ぜひ一読を。
傷つけられたミレリアのためにドラゴン族のリュウは竜に変ずる能力に覚醒する。愛する人魚ミレリアから引き離され、千年後目覚めたら、ミレリアとドラゴン族は戦争をしていた。ミレリアを再び取り戻すため、リュウは、ドラゴン族の序列を共食いで成り上がっていくことになる。段々強くなる主人公。でも――ミレリアは優しいリュウでしか、呪縛がとけないんじゃないかな。共食いシーン圧巻でした。一気読みした。
皆さんも読んでみてくださいませ。