手当てという言葉の原初的な意味を、体験談として静かに掘り起こしている点が印象的なエッセイだと思いました。科学的説明を急がず、不思議さを不思議なまま語る語り口に、民間療法や身体感覚への素朴な信頼が素敵です。懐疑と実感の間に立ち、効能を断定しない姿勢がかえってリアリティを生みますし、試してみようかな、と思わされました。素敵な作品をありがとうございました。