魔法は万能ではないという言葉が物語の中でよくあるが、この物語もそうである。魔法によって夢の中で再会できる恋人は、癒しであると同時に忘却でもある。主人公は、自分だけが救われる道を拒み、痛みを抱えたまま現実に戻る選択をする。それは決して楽な決断ではないが、それでも前に進む姿に惹かれました。