第54話 魔王
爆炎は朝から寛いでいた。
ギルド長がチラリと見る。
リーダー「ギルド長」
ギルド長「ん?」
リーダー「聞きたいことがあるんだけどさー。
この海渡っていくと何があるの?」
ギルド長「魔大陸、魔王が住んでいる。」
リーダー「そっかー」
ギルド長「………」
リーダーはブラックコーヒーをすすった。
ギルド長「倒しに行かないのか?」
リーダー「魔王って美味しいの?」
ギルド長「美味しい美味しい。今まで勇者が三組挑んで負けた。今戦って勝てば一躍人気者だぞ。」
リーダー「なーんだそっちの美味しいか。」
このときリ-ダーは捕らえた海賊船の一隻を譲り受けており、
空を飛ばすにはどうすればいいか魔法を考えていた。
炎は元海賊船、今爆炎船の前に来ていた。
命名「ソラ」空を飛ぶ予定から付けた。
リーダーは魔法を込めた、浮遊魔法だ。
ちょっと浮いた。ま、最初はこんなもんだ。
取り合えずみんなで乗り込んだ。本格的に魔法行使。
浮いた。横移動。横に移動した。前進。前に進んだ。
後退。後ろに進んだ。成功したな。よし、この辺りを飛んでみよう。
船の周りには落下防止結界を張ってあるので、落下対策もばっちり。街を一周してみた。
街の人が驚いていた。で港にゆっくり着水。
ギルドで出発の報告をした。
いざ魔大陸へ。
見送りながら
ギルド長「結局行くのか…」
ギルド長がぼそっと呟いた。
爆炎海上飛行の旅。海の魔物って概して巨大なんだよなぁ。
大根おろしみたいなすり下ろす魔法でもあるといいなぁ、
そうだ作ろう、で作ってしまった。
すりおろし魔法。丁度おあつらえ向けの食材が食材の方からやって来ました。
その名もレヴィアタン、リヴァイアサンとも言う。
早速すりすり、みるみる小さくなって行く。
レヴィアタンとろろ汁だ。
ちょっと多いのが玉に傷。残りは冷凍魔法で凍らせて袋に詰めて保存。
どんな食材も貴重なのです。食は文化。とろろ汁パーティに突入の爆炎であった。
魔大陸第一の都市
ロクドが見えてきたゆっくりと近づき無事港に着水。
到着です。この街は人間界と違うので入国審査があります。
係の魔族の指示に従いましょう。冒険者登録証を見せましょう。
それが身分証です。係の魔族の指示に従い無事入国出来た爆炎。
この街ではどんな食材があるかワクワクです。
とりあえず宿を決めて食事処へ、
何が素材か判らない料理が出たが味は絶品だった。
魔物の街を堪能する爆炎一行であった。
ロクドを散々堪能し尽くした爆炎一行はいよいよ魔王城に向かう。
門前に並んだ爆炎一行。
爆炎「魔王くーん」
最初はフレンドリーに…
爆炎「あ・そ・ぼ・ー」
その次もフレンドリーに…
側近「魔王様お友達がお見えのようです。遊ぼうと…」
魔王「なに?我が輩と遊びたいとな。よかろう遊んでやろうぞ。がっはは」
側近「少々お待ちを勇者らかもしれませぬ、見て参りましょう。」
しばらくののち…
側近「人間の童にござりました。」
すると門の辺りが騒がしくなった。爆炎が蹂躙を始めたのである。
誰も抵抗できない。唯一方的に狩られてゆく、それは食材の種分け作業の如く。
五代将軍が向かったそして静かになった。
側近「魔王様どうやら片づいたようです見て参りましょう。」
そして静かになった。
魔王様は現地に向かった。
五代将軍がすり下ろし魔法で削られていた。
魔王「なっ」
魔王様は逃げた。それはもうひたすらに…そして転けた、一斉に爆炎が群がる。
魔王様はすり下ろされた。五代将軍汁、魔王汁として袋につめられた。
リーダーが魔王汁を飲む。
リーダー「うーん不味い、もういっぱい。」
ダン「リーダー、なんすかそれ」
あきれられるリーダーであった。
出国審査も滞りなく済み
審査官「ご滞在中はいかがでしたか。楽しめましたか?」
の呼び掛けに
爆炎「うん。楽しかった。」
と答える一行。
ソラに乗り一路ゴドメへ。
リーダー「魔王軍ってなんだったんだろう。
ロクドの街あんなにきちんと納めてるのに。
魔王軍潰しちゃまずかったかなぁ…」
ダン「リーダー今更です」
リーダー「そか」
そして寝入るリーダーであった。
ゴドメが近づいた。
帰ってきたのだ。
船上は宴会をしていた。
リーダー「もうすぐゴドメだよ」
全員「はーい」の返事が返ってきた。
そして始まるお片付け。
全員「おかたづけーおかたづけー、さ~さ、みんなでおかたづけー」
ソラは港に着水した。
爆炎はギルドに向かった。
リーダー「ホット下さーい、モーニング付きで」
爆炎にとって、もはやギルドは色々出来る喫茶店だった。
ギルド長「なぁ」
リーダー「なに?ギルド長」
ギルド長「魔王どうだった?」
リーダー「美味しくなかった」
ギルド長「そうじゃなくてだな…討伐出来たかって聞いているんだ。」
リーダー「そうだ。報告忘れてた。」
受付で魔王討伐完了報告をした。
魔王はこうなったと「魔王汁」を見せた。
禍々しい気配を放っていた。
突如ギルド内は万歳の嵐。
騒がしくなった。
静かに珈琲で寛ぎたいのに…
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