巨大な青空の下、無心で竿の先の浮き、又はルアーを放った後、穏やかな海面を無言で見詰める。至福のひととき。別に釣れなくてもイイや、そんな思いが頭をよぎる。達観した様な深層世界。自然と同化しつつある時、竿がザワザワと動き出す。(あっ!私って無駄な殺生をして居るのかも知れないっ!)だが哀しいかな、無意識で竿を持ち上げる。(どうか..どうか、お魚さん、針に引っ掛かないでッ!)「ケッ、外道かよ。」いつもの素に戻る。