都市伝説として囁かれる不気味な館を舞台に、迷い込んだ人間を無慈悲に「灰」へと変えて小瓶に詰める案内人と、館に住まう異能の者たちを描くホラーファンタジーだ。 犠牲者の絶望的な結末から一転し、後半では館側の視点に切り替わる構成が秀逸である。 「時間は無限」という独自のルールが支配する閉鎖空間で、数年に一度開かれる「会議」を巡る謎が、物語に底知れぬ深みと不穏さを与えている。
救いのない不条理ホラーや、静謐な恐怖を好む読者。仮面の案内人やゴスロリ少女といった、ミステリアスなキャラクター設定に惹かれる層におすすめできる