第17話 暗黒軍の反撃
伝説の力を手に入れたカイル・ヴェルグレン、
ライナ・セリス、カイ・ローデルの三人は、
森の奥深くで休息を取っていた。
「少しは休めるかと思ったが……」
カイルは蒼光の剣を膝に置き、
疲労と緊張を交互に感じながら呟く。
「油断は禁物」
ライナは火の揺らめく光を見つめ、
冷静に戦況を分析していた。
「暗黒軍は必ず反撃してくる」
カイも森の周囲を警戒し、影を睨みつける。
「俺たちの力を侮っている限り、
奴らは次の手を打つはずだ」
その時、森の遠くから地鳴りが響く。
「来る……!」
カイルは剣を握り直し、仲間に合図する。
黒い影が森を覆い、暗黒軍の大部隊が現れた。
騎士団、魔導士、魔獣の混成軍である。
「数が多すぎる……!」
少年の胸に緊張が走る。
「三人で突破は不可能だ!」
ライナの声が緊迫する。
「でも、諦めるわけにはいかない!」
カイルは決意を胸に、蒼光の剣を掲げる。
戦闘が瞬時に始まった。
暗黒軍の騎士たちは熟練の剣技で迫り、
魔導士たちは魔法で攻撃してくる。
魔獣が四肢で地面を打ち、衝撃波を巻き起こす。
「俺たちは……負けられない!」
カイルは全力で斬撃を繰り出す。
伝説の力が剣に宿り、一撃ごとに敵を吹き飛ばす。
ライナは火球と氷の刃を連続で放ち、
魔導士の攻撃を封じる。
カイは盾で仲間を守りながら、
敵の陣形を乱す。
だが、敵の数は圧倒的で、戦況は膠着する。
「くっ……力が足りないか」
少年は蒼光の力を制御し、集中力を高める。
暗黒軍の指揮官が前線に姿を現す。
「伝説の力を手にした少年……
無駄だ」
冷たい声が森に響き、戦場の緊張が最高潮に達する。
カイルは剣を構え、力を集中させる。
蒼光の斬撃が指揮官を直撃し、敵の魔導器を破壊する。
しかし、指揮官は影の魔法で姿を消し、
戦況は再び混迷に包まれる。
「まだ終わらない……!」
少年の叫びに、ライナとカイも応え、連携攻撃を仕掛ける。
三人は仲間の信頼と決意で戦う。
魔獣や騎士団を次々と追い詰めるが、
新たな敵の襲撃が続き、戦闘は長期戦となる。
「限界だ……でも諦められない!」
カイルは蒼光の力を最大限に引き出し、
剣に秘められた伝説の力を解放する。
その力で森全体に衝撃波が走り、敵を一掃する。
戦いが終わり、三人は息を整える。
「勝った……一応の勝利か」
ライナは冷静に言い、カイルも深く頷く。
しかし、暗黒軍の影は完全に消えたわけではない。
新たな脅威が世界のどこかで蠢いている。
「希望はある。でも油断はできない」
少年は剣を握り、決意を新たにする。
星空の下、三人は焚き火を囲む。
「次の戦いに備えよう」
ライナが静かに告げ、カイルも頷く。
運命の歯車は回り続ける。
暗黒軍の反撃、未知の脅威、世界の陰謀――
少年たちの旅はさらに険しい戦いへと誘われる。
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